パスタ&ピッツァの店「マカロニ食堂」がオープンしました。
店主の河村さんは、インサイトにて職業訓練を受講された方です。
大阪出身で、イタリアンの料理長をしていた彼が、
なぜ米子に来てお店を開くことになったのか?
大阪~米子~就職~起業までの話を聞いてみました・・・。
名前 | 河村 和人 |
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職業 | オーナーシェフ |
職歴 | 2012.2.14 米子市商店街にイタリアンピッツァの店「マカロニ食堂」をオープン |
イ:お店はこれからどうなると思いますか?まだまだ「落とし穴」があると思っていますか?
河:もちろん。おかげさまで今はいいですけど、何もしないといずれ落ちていくでしょうから。
イ:そうしたら、次のアイデアなどの「引出し」を開けていくわけですよね。
河:お店を維持していく「引出し」は結構あります。ないと怖いです(笑)。状況を見ながら開けていくという感じですね。
イ:「結構ある」のは、過去の経験からのものですよね。
河:はい。経験から得たものは、いろいろ試行錯誤して必要に迫られて考えたものですから。それは、失敗や成功の蓄積です。今後も、引き出しを開けても失敗や成功があるでしょうけど、それはそれで楽しみです。
イ:なんか、結構自信を感じさせますね。
河:いや、仕事に関して優れていると思っていませんよ。
イ:じゃぁ、パスタやピッツァに関しても「敵わないな」と思うことはあるの?
河:もちろんあります。優れているとは全然思っていません。
イ:じゃぁ、自分の手の内の技術や商品で「どうやって勝つか?」を考えるってこと?値段とか、見せ方とか…。
河:そうです。たとえば自分よりおいしいペペロンチーノを同じ値段で作れる人がいたとしても、そこにまるごとトマトを乗せたら、それでもう違う商品じゃないですか。
イ:確かに、「トマト丸乗せパスタ(←名前がわからない)」は見た目でもたのむよなぁ…。
河:自分より優れた能力を持った人と同じ土俵では戦わないです。勝てないんで。
イ:なるほど! スッピンではとてもかなわない美しい女性がいるとしたら、次の「引き出し」を開けて、美人メイクで男性を誘惑するとか…。
河:ちょっと違いますけど…。考えないと「引出し」はいつか尽きますからね。
イ:ギクッ!(笑) 私、今50歳近くで、「引出し」は30代で使い果たしちゃったんですけど、ある時「じゃぁ、会社の人の『引出し』を使っちゃえばいいんだ」と気づきました。
河:あ~。なるほど
イ:ほとんどの仕事を会社の人に振っちゃったら、やることがなくなって、あ、これが「社長どこ行きましたか?」『ゴルフです』とか『どこにいるかわかりません』っていうヤツなんだとわかりました。
河:ある意味経営者の一面じゃないですか。
イ:確かに。だけど、たぶんそういう会社はジリ貧になるんだよね。やっとわかってきたよ。ていうか、なんか話がそれてきたぞ。
河:確かに。
イ:最後に。起業して良かったですか?
河:はい。やって良かったです。大変ですけど、非常に充実していますから…。
(取材/2013年3月)
マカロニ食堂
住所:米子市四日市町46
TEL:0859-30-2955
営業時間:(昼)11:00~15:00 (夜)17:00
~22:00