就職活動で心がけること
就職活動で心がけておくべき重要なことはいくつかありますが、
最も重要なことをただひとつあげるとすれば、
それは、
就職の可能性を高めることを考える
ということに尽きます。
少し言い方を変えれば、就職活動をする場合、
常に相手(採用側)の立場で考え、行動する
ということです。
「なぜこのような求人が出ているのか?」
「採用側はどういう人を求めているのか?」
「(面接で)なぜこのような質問をしてきたのか?」
そこには、必ず何らかの意味があります。
もっと具体的に言えば、
たとえば「事務」の求人があったとして、
従業員100名の会社の事務と
従業員5名の会社の事務では、
求められている人が違う
ということです。
従業員100名であれば、
求められているのは「事務のスペシャリスト」
である可能性が高いと思われます。
もしそうであれば、
事務未経験者が応募しても採用の可能性は低い
ということになります。
ですから、経験を強くアピールすることは効果的です。
一方、従業員が5名であれば、
それは小さい会社ですから、
「事務以外の仕事もやる可能性が高い」と言えます。
この場合、
「事務以外のことも積極的にやります!」
という姿勢は評価されると思います。
ですから、
事務未経験者の方が応募する場合、
後者の方が就職できる可能性は高い
といえます。
もちろん、
「すべてがそうである」というわけではありませんが、
求められる人の傾向は必ずあると思います。
採用側の視点で考え、就職活動をすることは、
採用の可能性をより高めることにつながるのです。
(2012.6.11)