「自己理解」でたいせつなこと
「自己理解」とか「自身の棚卸し」。
これは就職活動をする上で重要なことです。
ただ、その際に注意しておかなければならないことがあります。それは、
「自分自身を客観的に理解できているかどうか?」
ということです。
たとえば、あなたが周りから「積極的に話をする人」「場を盛り上げる人」などと言われていたとします。この場合、
・一方的に自分の話ばかりしていないか?
(この場合「話し上手」というより、単なる「話し好き」なのかも…。)
・周りの人たちの話にも耳を傾けているか?
(相手の話を「傾聴」した上で、自分の話をしているか?)
などの「ふりかえり」が必要です。
身近な人は、本当にあなたの長所や短所を的確に指摘する方もいるでしょうが、「あなたを傷つけまい」として本当のことを言わなかったり、やさしく表現したりすることはよくあります。
また、知識や技術を持っている場合、
・それは仕事上・実務で通用するレベルなのか?
・他の人と比べて、アピールできるほどの「強み」なのか?
ということを客観的に理解しておくことも大切です。
その上で、「足りない」と判断すれば、それは現時点では「弱み」であると言えますが、「不足している部分を補おうとする姿勢や行動」をアピールできれば、「強み」に変化させることも十分可能です。
いずれにしても、「自己理解」や「棚卸し」をする際の基本となるのは、まず「自分を客観的に見つめること」だと思います。
(2012.12.18)