目指す仕事にたどり着くには
たとえば、事務職を経験したことがない方が、事務職に就こうとします。
この場合、
「事務の求人が少ない→自分は未経験者→採用される可能性は低い」
というのは、誰にもわかりやすい図式です。
問題はそこからどう考え、行動するかです。
今まで就職支援に携わった中で、求職者の方の主な選択は、
①あきらめる
②とりあえず数件応募してみて、ダメなら他の職種を探す
③どうしても事務職に就きたいので、徹底的に考え行動する
の3つですが、その中で一番多い選択は②です。
でもその多くは事務職に就いていません。
③は非常に少ないですが、何らかの事務的職業に就いた方が多いです。
「どうしても!」という思いは、何らかの形で相手にも伝わるものだと思います。
更に言えば、第四の選択肢もあります。それは、
「とりあえず、どういう仕事でもいいから就職して、そこで実績を作り(認められて)希望の職種を奪い取る」
という道です。
採用側は、当然「採用リスク」を考えます。
同じような人物で「経験者」と「未経験者」であれば、「経験者」の方が採用される可能性は高いでしょう。
だとしたら、
「違う分野(職種)で実績を作った上で、周りを納得させる」
というのも、ひとつの大きな道だと思います。
しかし、この大きな道へは①、②の道から行くことはできません。
おそらくこの中では、③からしかたどり着けない道です。
日常に追われ、目標を見失ってしまいますから…。
もし、就きたい仕事があるのであれば、大切なことは、
「思いを強く持つこと」
「徹底的に考え、行動すること」
もっと重要なのは、その前に、
「『目標にたどり着く方法はいくつでもある』と気づくこと」
だと思います。
(2012.06.25)