人を求めていない会社はない
「人を求めている会社は求人を出す」
求職者の方は、当然そう考えて、ハローワークなどで求人情報を集めます。
しかし、その求人の多くは、「なるべく早く人が欲しい」からハローワークなどへ求人を出すのです。これは「急いでいる求人」ということになります。
それに対して「急いでいない求人」というものがあります。
「急がないけど、半年後ぐらいに事務員を採用したい」
「スキルが高い人をじっくりと探したい」
「当社に合いそうな人がいれば採用したい」
など、「急いでいない求人」は、ハローワークや新聞の求人折り込みには、ほとんど出てくることはありません。
しかし、ここにも「求人」があるのです。
さらに言えば、「『すごく良い人』がいても、絶対採用しない」という会社はないはずです。これは言い換えれば、「求人を考えていない会社はない(=すべての会社が人を求めている)」ということになります。(※当然、スキル・経験・人物など「良い人」の条件は会社によって異なります。)
求職活動をする場合、このような「見えない求人」「埋もれた求人」を考えない方がほとんどですが、本当に入りたいと思える会社があるのなら、求人がなくてもそこに履歴書を送るというような求職行動に出ても良いと思います。
実際に、求人の出ていない会社に履歴書を送って、面談、採用に至った方はいますし、そういう方に対して「(良さそうな方であれば)面談する」と答えている人事担当者の方は、数多く存在します。
「有効求人倍率が…。」とか「やはり求職活動は厳しい…。」とネガティブな材料を考えて求職活動をするより、「どんな会社でも人を求めている!」という気持ちで臨んでほしいと思います。
(2012.07.31)