まず「何をすべきか?」を考える

「なぜはたらくのか?」ということを考える時、
・生きていくため(生活費を稼ぐためにはたらく)
・自己実現のため(人生の目標を定め、実現のために努力する)
・社会とかかわるため(「収入」よりも「つながり」を求める)
という大きく3つの目的にわけられます。。
当然、それは「そのうちのどれか?」ではなく、複数あると思いますし、年齢や環境によっても変わっていくものだと思います。

また、「キャリア」を「生き方」としてとらえた場合、自身を取りまく要素として、
「仕事」「家庭」「余暇」「学び」「社会」
などが考えられます。
これも年代や環境によって、重要なものが変化すると思います。

たとえば、
・20代は「仕事に集中してはたらく基盤を作る」
・30代は「結婚して子育てに専念する」
・60代は「余暇を充実させる」
など、「自分の軸となるもの」は変わってきます。

当然、そのための準備は以前からしておく必要があります。
「結婚する!」といっても、相手を見つける必要があり、
「子育て」だって、子供が大きくなるにしたがってお金が必要になります。
「余暇で趣味を充実させる」にしても、趣味がない人が、適当に始めるわけにはいきません…。
また、そういう「キャリア」を考えず、「とりあえず今が楽しければいい」とか「現在の積み重ねの上に将来がある」と考える方でも、「将来をイメージしておく」ということは大切だと思います。

求職者の方と面談していると、「もっと早く気づいていれば良かった」と話される方が結構います。
この「あとからの気づき」は、進学、知識・技術、交友、就職 … さまざまありますが、「『将来をイメージする』ことによって避けられた後悔」も少なくないと思います。
もちろん、「失敗が将来の糧になる」ということはありますが、「不用意な失敗」を重ねる必要はありません。

どういう生き方を選択するにしても、「将来をイメージして、『そのために今何をするべきか?』を考え、行動すること」は、非常に重要なことなのです…。

(2012.11.26)