資産を増やすことを考えよう

若い方が進路に迷った時、
「まずは資産をためる(増やす)ことを考えよう」
とお話することがよくあります。それは、若い時は意識することが少ないのですが、30代、40代と年齢を重ねると、何かをしようと思っても「資産」がなければ何もできないという経験が多くなるからです。
私が考える「資産」とは、
 ①お金
 ②知識・技術・経験
 ③人とのつながり、ネットワーク、人脈
のことです。
「資産」はお金だけじゃないんですね。

「正社員ではたらきたい!」と思っても、知識・技術・経験がない。
「起業しよう!」と思っても、お金や経験、人脈がない。
「アドバイスを受けよう!」としても、同年代のいつも遊んでいる仲間しかいない・・・。

こういう「資産0(ゼロ)」の場合、将来何かを望んでも何もできない可能性は高くなります。ですから、なるべく若い時から「資産をためる」という意識を持って行動しておく必要があります。

何もしないで資産がたまることはありませんから、結構大変そうですが、まずは、
興味のある分野を深めていく
(それはまずは何でもいいと思います)
自分の世代以外の人たちと積極的に交わる
(話してみるだけでもいいです)
節約して、少しでもお金を貯める。
という、ちょっとしたことから始めればいいと思います。

「何か行動を起こさなければならない」と考えるとしんどいものですが、 「行動を起こせば何かが変わるかも」と軽い感じで、少しずつ積み重ねていくと、それがいつか大きな「資産」になっているはずです。
思い描く就職への道も、その先に必ずあると思います。

(2012.08.21)