求められる客観的判断

中高年の方と、再就職の面談をしていると、
「この年令だから、就職はかなり厳しいと思います」とか、
「『年齢不問』という求人だって、結局若い人を求めているんでしょう」
と話す方がいらっしゃいます。
確かにそういうこともあるのでしょうが、「雇用環境」や「年齢」を不採用だった理由にして「なんとなく納得させている」こともあると思います。
では、本当に中高年の方の就職は厳しいのでしょうか?

確かに、厳しい環境にあると思いますが、会社の人事担当者に伺うと、
「商品が中高年を対象としているから、若い方では難しい」
「信用(あるいは経験)が大切な仕事だから、中高年の方がいい」
という「むしろ中高年を求める事例」は少なくありませんでしたし、実際に「年齢不問の求人」は相当数あります。
しかし、自身が「年齢は関係ある」と思い込み、その先入観で求人を見てしまうと、「本当に中高年の方を求めている求人」を見落とすことになりかねません。
ですから、まず先入観を捨てて「その会社が『どういう商品を扱い、どういう人を求めているか?』をイメージする」ことが大切です。

また、それと同時に、
「自分のスキル(知識・技術)がどの程度あるのか?」
ということを、客観的に把握する必要があります。
一般的に、スキルは「年齢とともに積み重なる」ものではなく、ある程度の年齢を超えると「若い時のように積み重ならなくなる」ものです。

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だとすれば、「給与が少なくなる」ことや「自分より若い人に指示される」ことなどに対して、納得しなければならない場面も出てくるでしょう。
もちろん、その一方で「スキルが積み重なっている方」もいるはずです。そういう方はそれを「強み」として就職活動に臨んでいけばいいと思います。

いずれにせよ、中高年の方の就職活動においては、「自身と仕事との冷静かつ客観的な把握」がより重要です。

(2012.10.2)