2001年04月29日(日)
私の貯金箱

 新聞で作詞家の松本隆さんが、お金にまつわる体験談を話をしていました。

 彼曰く、「お金というものは、いい仕事をすれば自然と後からついてくるものじゃないか。逆にお金を稼ぐことだけを目的としてもあまりいい結果は生まれない。」そして、「いい仕事をするのに本当に重要なのは、やっぱりお金じゃなくて夢とか理想の追求ですよ・・・。」ということらしいです。

 社会人になってから、いい仕事を追及したつもりでも、「お金が後からついてくる」などという体験は全くしたことがないので、彼の言ってることはもっと高い次元のものかもしれませんが、「理想の追求のために目先の利益に振り回されないこと」は個人に限らず、会社を運営していく上でも極めて重要なことだと思います。

 とかく、貧すれば貧するほど、目先の利益にとらわれたり、困難にうろたえたりして、理想より目の前にある現実に目が行きがちになりますが、そういう時の判断は非常に重要です。
 
 彼は最後にこう語っていました。
 「人生で本当に大切なものは何一つとしてお金では買えないと思う。愛情とか友情とか・・・。健康や寿命もそう・・・。お金で左右できるのは家でも車でも、いずれはなくなってしまうはかないものだけだと思う・・・。」・・・と。

 (ありきたりな言葉でも、私が語るより有名人が語るほうが重みを感じ、説得力があるのはちょっと残念です。)



2001年04月26日(木)
明日はあるか?

 ここのところ、「癒(いや)し系」の音楽がチャート上位になることがよくあります。最近見たTVでは、尾崎豊まで「新・癒し系」なんだそうで、思わずのけぞってしまいました。

 私の音楽観をここで語るほど、音楽通ではありませんが、ロックやニューミュージック(死語か?)系の歌手の「人生応援ソング」が最近なんだかとても胡散臭く耳に響きます。

 同じ「人生応援ソング」なら、アイドル系の歌手の歌ったものの方が、罪がない分共感できるのは、『売る側の論理をあれこれ勘ぐる、「すれた中年」の感性なのかなー・・・?』と沈思彷徨しています。

 ただ、夢を安っぽく語り、現実的なものにしすぎたり、現実を夢の世界(非現実的な世界)のように語りすぎたりすることを、意図的に仕組んでいくことは、やっぱりやばいんじゃないかと思います。

 最近は、子供だけではなく、思慮の浅い大人までがそれにひっかかってしまっているようで、とても危惧しています。
 
(もしかして、カラオケで「明日があるさ!」なんて歌ってる私も、すでに確実にイッちゃってるかも・・・。)



2001年04月16日(月)
ベンチャーとは何か

 「インサイト=ベンチャー」ととらえる方がいらっしゃいますが、その度に戸惑いを感じます。

 ベンチャーの定義について、辞書を引いたことはありませんが、私なりの解釈では、「今までにない斬新なアイデアを持ち、リスクを取り、高い壁を突破して、それを実現しようとする企業、人のこと」だと考えています。

 例えば、人材派遣の草創期を作りあげた企業は、様々な規制や困難を乗り越え、人材派遣という全く新しい雇用形態を日本に誕生させ、業種として確立させていったわけですから、たとえそのモデルが米国にあったとしても、まぎれもなく「ベンチャー」であったと思います。

 インサイトは、この地域に地元資本の派遣会社が当社以外になく、私自身独自の派遣観を持っているとしても、そのスタイルの基本は先達が築きあげたものにすぎません。従って、起業にあたっての事業リスクや、突破すべき壁の高さ、厚さなどは先達の足元にも及びません。

 私にとってベンチャー、ベンチャー経営者は尊敬すべきもので、決して「創業者=ベンチャー」ではないのです。

 インサイトをベンチャーと呼ばれる方は、本当の意味での「ベンチャースピリット」を知らない方だと思います。



2001年04月11日(水)
思考日記

 「徒然記」は、主にインサイト周辺の雑感をお話するものですが、私は個人でも「徒然記」をノートに書きとめています。
 
 個人のものは、書きはじめてもう5年以上になりますが、「さまざまな物事に対して、自分がその時どう思っていたのか、どう考えていたのか」自分の思考の変化を記録したもので、インサイトのものとは異なり、「思考の日記(なんだか偉そう・・・)」というようなものです。

 書き始めたきっかけは、画家横尾忠則さんの「横尾日記」という本を見たときの衝撃でした。
 これは、彼の日々の思考(というか「感覚」)を記録した膨大な過去の日記から、本人が印象に残る一日一日を選び出し、365日の日記に編集したもので、「感性の日記」とでもいうべきものです。
 それを見ると、大袈裟ではなく、「横尾忠則の宇宙」をさまよっている感覚になります。

 自分はちょっと違った形で、それを少しでもまねしてみたいと思って始めました。
 
 よくある「出来事日記」は書いたことがありませんし、日記で過去をふりかえることはほとんどありませんが、こういうことを始めてみるのも面白いことかもしれません。
 
 おすすめします。



2001年04月07日(土)
アナデジネットワーク

 昨日、インサイトのホームページをご覧になった方が突然尋ねていらっしゃいました。
 HPの感想について、メールをいただいたことは何度かありましたが、直接いらっしゃったのは初めてです。感激しました。

 その方の話を伺って感心したのは、「自分が興味、関心を持ったら行動する」フットワークの軽さと、「アンテナの感度の高さ、深さ、広さ」でした。
 
 話をする中で、「アナデジ(アナログ+デジタル)」なる造語の話がありましたが、インターネットの本質とは、まさしく「アナデジ」という、たった一語があらわしていると思いました。

 インサイトのホームページが縁で、安っぽくない出会いができたのもアナデジネットワークの力のひとつです。



2001年04月04日(水)
内部管理

 会社が少しずつ大きくなっていくに従って、様々な課題が発生してきています。

 売上・利益ともに現状を維持していくのでしたら、あまり気になるものでもありませんが、地元企業として更なる飛躍をするのであれば、将来に備え内部管理体制をしっかりさせる段階にきているようです。

 内部管理については、常に先手を打っていく必要があり、その体制をコストだと考え、営業ばかりで目先の利益のみを重視していくと、後々とんでもないロスを生じてしまうかもしれません。

 「会社を運営していくって結構大変そうだなあ・・・。」と感じる方がいらっしゃると思いますが、いろいろ思い巡らすと、それはそれで結構楽しいものです。



2001年04月03日(火)
姿勢

 パソコンスクールのインストラクターの企画で、「インストラクター養成講座」がスタートしましています。

 これは、私が全く絡んでいない講座ですが、この地域ではインサイトパソコンスクールでしかできない企画だと思っています。

 以前から触れているとおり、インストラクター需要は確実に増えていますが、私の知る限り本当の意味で、「わからない人に教える技術」を持った人はほとんどいません。

 興味とある程度の知識があれば、誰でも「パソコンインストラクター」と名乗れる。そんな環境の中で、あえて授業料を払って(自分に投資して)、「人にものを教えることを学ぶ」講座を受ける方の姿勢は、高く評価できると思います。

 そのような姿勢があり、「人にものを教えることの意味」を本当に理解していただける方であれば、インサイトは最大限のサポートをしたいと思っています。



2001年3月27日(火)

ある経営者のブリリアントな1日

06:45
モーニングコーヒーを飲みながら、新聞5紙、全世界から送られてくるメールに目を通し、戦略を練る。戦闘準備完了!

08:25
出社。各部門の本部長に的確な指示を出す。
「本部長達は創業以来の仲間で、私の指示以上の仕事をしてくれるんだよ・・・。」とニンマリ。

10:30
経済誌の「業界ピカイチ人物列伝-第3回-」の取材にこたえる。
「一般の方に当社を理解してもらういい機会だ。」とにっこり応対。

13:45
若手社員とちょっと遅めの昼食。
「目線は常に現場に。これが成長の秘訣です。」・・・なるほど!!

16:00
政府の諮問機関の委員として熱弁をふるう。
「沈滞した今こそ、私の体験がお役に立てれば・・・。」あくまで謙虚。

20:45
会社の収支状況をチェック。
「キャッシュフローはますます潤沢。」と笑顔を見せながらも、その瞳の奥には経営者としての自信がのぞく。

23:55
趣味の漫画を執筆。タイトルは、「IT爆風伝。虹をつかんだ男!」・・・なんでも本人の自伝らしい・・・。完成したら自費出版してお取引先に配布予定。
 執筆は翌朝5:00まで続く・・・。


 (注:私の理想ではありません。)



2001年3月23日(金)
夢と才能

 私は漫画が結構好きで、自分でも漫画を描いていた時期がありました。(描いていたといっても10代や20代の頃ではなく、なんとほんの数年前の30代前半)

 昨日、井上雄彦の漫画を読んでいましたが、この作家は非常に人気があり、画力、構成力、ストーリーのどれをとっても超一級品で、唸るようなため息(?)が出るほどです。ほんとに凄い・・・!

 本人のたゆまぬ精進もあるのでしょうが、これほどの才能が漫画家になるのは必然で、この才能は誰にでもあるわけではありません。だから感動もするし、今でも漫画家にあこがれる私にとっては、彼の才能に嫉妬をとっくに通り越して絶望し、自分の才能のなさにため息が出るのです。
 
 日本全国、漫画家を目指して漫画を描き続ける若者や、自分の夢に向かって思いを馳せている方が多いと思いますが、努力すれば叶いそうな夢(目標?)以外は、才能もないのに夢を持ち続けることに私は否定的です。

 漫画家の本宮ひろ志は、以前あるインタビューで、「才能のない若者が、漫画家を目指して努力し続けることほど悲惨なことはない。」と語っていましたが、本当にそうだと思います。
 
 特に混沌とした時代では、「夢は叶うもの、がんばれ!」と安易で無責任なことを言う方が多いですが、そんな方に私は、「だったらあなたに夢はあるのか?そしてその夢は叶ったのか?」と問いたい。
 その時、躊躇する人や、「昔は俺にも夢があったが、君には夢を追い続けてほしい!」などと、夢を勝手に他人へ委ね、過去に生きる人は全く問題外ですし、「夢が叶った」と、チープな夢を語る人は偽者です。

 ちょっと偉そうで、反論も多いようなことを書いてしまいましたが、最後に一見私と正反対のようで、深く考えると私と同じことを言っている方の言葉を紹介します。
 
 宮崎駿 『「努力し続けること」、これもまた才能である。』
 黒澤明 『私は人よりちょっとだけ努力してただけだ。』



2001年3月19日(月)
生き残り

 このところ、米株式の下落基調が鮮明になり、日本の政治・経済もかなり厳しい局面となっています。
 ただ、全体としては混沌とした状況であっても、私はインサイトの将来について明るい展望を持っています。

 確かに、会社を運営していても、半年先、あるいはせいぜい1年先の収益見込みは立ちますが、それ以降の見通しははっきりとはわかりません。
 それなのに、何故将来について楽観的かというと、インサイトが、派遣やパソコンスクールの運営に、他社がまねできないスタイルを持って臨んでいるからです。

 派遣については、「派遣を正社員、アルバイトに続く就業形態としてこの地域に根付かせる」ことを常に考えています。そのために、賞与や交通費の支給を実践していますし、派遣社員の働く環境の整備については、「確実に実践」しています。

 これは、規模の大小にかかわらず、他者には絶対できないことだと思います。(もし実践している派遣会社があればご一報ください。その時はこの場で深謝します。-というか、そんな派遣会社があれば、派遣社員を取り巻く環境が、ぐっと良くなるということですから、インサイトにとっても望んでいることなのです-)
 
 また、パソコンスクールについては、ITに絡み需要が急増していますが、インサイトでは売上を伸ばすための粗製濫造は一切していません。
 パソコンスクールについては、「インストラクターバブル」の後は、施設やインストラクター、授業の充実したスクールしか残らないと思います。
 今は、決して甘い方向に流されず、将来を見据え軸をかためていくべきときであると感じます。それが将来確固たる信用を築くのです。

 結局、厳しい状況においても生き抜いていく方法は、「他社のまねをせず、同調せず、信念と志をもって独自の道を切り開いていくこと」だと思います。
 


2001年3月15日(木)
ノウハウとは何か?

 一般人材派遣業は許認可事業で、その手続き、運営について尋ねられたことが今まで何件かありましたが、私はそういう方にその都度運営の話や資料の提供をしています。

 これは、いわゆる「ノウハウ」といった類のものですが、私が「ノウハウ」を平気で公開するのは、『「ノウハウ」だけ手に入れたところで、そこに「魂」が入っていなければ何の役にも立たない。』と考えているからです。

 そのわかりやすい例として、TVで、「極貧の商売人が、達人の技を教えてもらって極貧の状況から脱出する」という切ない番組がありますが、それを観て思うのは、付け焼刃ながら、たった一週間でほとんどの人が達人の技(ノウハウ)を身に付けているということです。

 これを観ると、「達人の技なんてたいしたことないんじゃないか?」と疑いたくなりますが、その後を観ると、その人達の店の多くは瞬間的に繁盛しても後が続かないようです。

 結局、技術やレシピをいくら身に付けても、そこに、「ものづくりの思いや愛情」がなければ駄目だということがよくわかります。
 実はそれこそが「隠れたノウハウ」なのですが、これを身に付けることは本当に難しいことです。

 何故ならば、それは、「人それぞれの生きざまそのもの」が反映されるからです。
 



2001年3月13日(火)
あるパン屋夫婦のお話

 今日、松江での営業の帰り、久しぶりに高校生の時よく買い食いしたパン屋に買い物に行きました。
 そこでいつも驚かされるのは、約20年間品揃えがまったく変わっていない!ことです(変わったのは値段だけ)。

 20年間で、飽食の時代やグルメの時代の波が、パン屋の老夫婦にも通り過ぎたはずなのに、味を追求するわけでもなく(実際全然旨くない)、何の工夫もしない店なのです。

 当然お客さんもほとんど来ないのに何で営業をしているのか(営業ができるのか)不思議です。
 今度、勇気があればその理由を尋ねたいと思います。

 人それぞれ、いろんな生き方や商売の仕方があるようです。



2001年3月5日(月)
仕事の姿勢

 今日、お取引いただいているある先生と雑談していましたが、その中で、『混沌とした時代で、生き抜いていく方法は意外と単純で、「お客様のことを本当に考えているかどうか」そして、お客様のために素早く行動できれば生き抜いていける。』とおっしゃっていました。

 これは、先日の徒然記「言葉の重み」と同じようなことだと思いますが、「心から行動できる」人物になることはなかなか難しいことです。
 それでも、近づこうとしなければ、かなえることもできないわけですから、自分なりの「周りに対する配慮、行動」を心がけなければならないと思っています。
 
 しかし、万一私が「人格者」になったら、将来インサイトをとっとと解散して、「宗教法人いんさいと(院彩徒)」の教祖になっているかもしれませんよ。

〔・・・なんて馬鹿なこと考えているようじゃ、おぬしもまだまだ修行が足りんのぉ・・・。 (空海)〕



2001年2月27日(火)
事務所移転

 3月5日より、会社をYNTビル(旧米子郵便局:インサイトパソコンスクールのとなり)に移転することになり、現在その作業に追われています。

 会社を設立した時は、信用もまるでなく、今のワンルームマンションすら思うように物色できなかったことを思うと、ちょこっとだけ感慨があります。

 今度の事務所は、現在のインサイトの会社規模から考えると、はるかに器の大きいものとなりますが、更に手狭になる位の存在になりたいと思っています。



2001年2月25日(日)
最強のパソコンスクール誕生!

 この数日、たくさんの方にお手伝いいただき、インサイトパソコンスクールのリニューアルを行ってきました。
 ほぼ完成しましたが、新しいスクールは予想をはるかに越える出来ばえです。

 30台のパソコンに、大型プロジェクターを備え、インターネット環境は11メガビットの超高速です。講師陣もMOT(マイクロソフトオフィシャルトレーナー)を中心に充実しており、ハード・ソフトでこれだけの内容を誇る一般のパソコンスクールは、鳥取県下にはないでしょうし、首都圏にも極めて少ないと思います。
 
 まさに、「最強のパソコンスクール」です。

 インサイトパソコンスクールでは、今後も様々な講座を通じて、他のスクールよりもはるかに質の高い授業を提供していきたいと思います。

 みなさんも是非ご体験ください。



2001年2月17日(土)
リスクを取るということ

 色々な方と接していて、たまに、「好きなことやっててうらやましいな。」とか「俺も家業を継いでなかったらもっとやりたいことがあったのに。」とか「人材派遣は私も考えていた。」等、おっしゃる方がいます。
 
 自分ができない(やらない)ことを環境のせいにしてはいけません。本当にやりたいことがあったらやればいい。家業も継がなきゃいい。人材派遣をやればいい。
 実際に行動する人もたくさんいるし、行動しない人もまたたくさんいます。本当にやりたいことをやろうとしない、その境目は、「様々なリスクを取る覚悟があるかないか」だと思います。

 自分はリスクを取らない「絶対安全圏」に身を置きながら、あれこれ批判したり、うらやましがったり、要求したりしても始まりません。

 話が多少それますが、やらない理由を「家族がいるから」と言う人もいますが、私は、家族に自分の生き様を見せることが大切だと思いますし、自分が幸せでなければ家族やまわりを幸せにできないと思っています。



2001年2月14日(水)
言葉の重み

 今日、ある経営者の方とお話をする機会がありました。
 その中で、『自分が長い間会社を経営してきて、仕事の本質はたった一つ、「いらっしゃいませ」と「ありがとうございました」という言葉が、自分の心からの気持ちとして言えるかどうかだ。』とおっしゃっていました。
 
 これは、単純ですけれども結構深い言葉で、接客業だけではなく、どんな仕事に就いていてもあてはまることです。
 常に、自分が周りの人たちに生かされていることに対しての感謝の気持ちを忘れてはいけないと思います。



2001年2月5日(月)
いんさいと恐怖劇場 ~第一回~

 先週の土曜日、鍋をたらふく食べて帰り、いつも通り体重計に乗ったら、ぬゎ!なんとっ!!〇5㎏(自己新)でありましたっ!!!
 身も凍る恐怖とはこのことで、脳裏に名作TVドラマ「池中玄太80キロ」の西田敏行が実にリアルに浮かんできました。(とは言っても30歳以下の方にはさっぱりわからないかも知れませんが・・・。)
 
 更に恐怖を覚えたのは、きつ~いズボンのボタンをはずそうとしたら、ボタンが壊れかけている(「糸が切れそう」というのじゃなく「壊れかけている・・・。」)のを発見したときです・・・。

 「ギャ~~~~~~~ッ!!」

 皆さんもお気をつけください。

 (このように、身をもって恐怖を体験されたことのある方は、「いんさいと恐怖劇場」まで体験談をお知らせください。)



2001年2月3日(土)
パソコンに関する雑感

 昨秋より始めたMOUS試験も1月の一般試験で4回目となりました。
 鳥取県下の試験会場も、当初はインサイトパソコンスクールだけでしたが、現在は米子市内でも3会場となり、受験する方にとって徐々に環境が整いつつあることは大変嬉しいことです。
 
 HPを通じての受験申込みやお問い合わせもたくさんありますが、その中で先日、「MOUS資格を取得して何かメリットはあるのか?(就職に役に立つのか?)」という質問を受けました。
 
 インサイトは人材派遣会社ですので、多くの方が登録に来られますし、たくさんの人事担当者の方とお話する機会があります。その中でMOUS試験に対する認知度は正直なところまだ低いと感じます。
 しかし、WordやExcel等の操作レベルを証明する資格としては、現在のところMOUS以上の資格試験はないと思いますし、都市部では既にかなり認知された資格です。
 
 話は変わりますが、いよいよ来年度から本格的に国をあげてのIT推進が始まり、パソコンの学習もかなり身近になってきます。
 私の感触では、そのためのインストラクター不足は深刻で、指導技術を持たない、「にわかインストラクター」が多数出現していくことを危惧しています。

 インサイトは、インストラクターの質を下げてでも指導依頼に対応するということは絶対に行ないません。
 
 質の高い授業をおこなうと同時に、MOUS試験の普及に努めて地域のパソコンレベルの向上に貢献したいと真剣に考え取り組んでいます。



2001年1月30日(火)
Are you happy?

 先日、ある創業セミナーに参加して、創業にあたっての体験談を話してきました。
 参加された皆さんに、どれだけ私の体験談が参考になったかはわかりませんが、やりたいことがあり、リスクを取る覚悟があるなら、是非挑戦してもらいたいと思います。

 矢沢永吉が、著書「成りあがり」の中で、「10狙う人間は10のマイナスがあり、2しか狙わない人間は、2のマイナスがある。狙いたくなきゃマイナスもないけど、あんたはどっち選ぶ?」と語っていましたが、創業というのも、リスク(マイナス)を取って、やりたいと思うことを貫いていくことですから、生やさしいものではありません。しかし、やりたいことを見つけられたら、たとえマイナスがあってもハッピーに生きられると思います。

 特にこんな変化にとんだ時代は、ある経営者が言うように、「リスクを取らないことがリスク」だったりするかもしれません。

(矢沢永吉は、来月「成りあがり」の続編「Are you happy?」を上梓するとのことで、今から楽しみです。)



2001年1月17日(水)
待遇改善の難しさ

 以前徒然記にも書きましたが、全国の派遣社員の多くは不安定な環境で働いています。
 都市部を除けば交通費なしということがほとんどですし、ボーナスもなく、社会保険についても改善されてきたといえ、法整備も含めまだまだ改善の余地があるようです。
 
 このように、いったんシステムが確立してしまった待遇などを改善していくことは、思った以上に難しい作業です。
 交通費にしても、「分割支給」ではなく「上乗せ」されなければ意味はありませんし、ボーナスにしても、派遣先に時間給しか請求できない以上、経営者の経営判断の巧劣が重要になってきます。そしてなにより、それがすべてのスタッフの働きに限りなく公平でなければならないのです。

 インサイトでは、昨年12月に長期派遣のスタッフを対象として、ボーナスと呼べるほどのものではありませんが「薄謝」を差し上げました。
 また、今年1月の給与分から、長期短期にかかわらず全員に交通費を支給します(・・・などと宣言するようなものじゃなく、当たり前のに近づいただけなのですが・・・)。

 小規模な派遣会社であるインサイトですら待遇改善は結構難しい作業ですから、大手と呼ばれる派遣会社は意識があってもほとんど無理じゃないかと思います。
 インサイトとしては、今のうちに待遇面できっちりとしたシステムを作り上げ、その上で徐々に会社を大きくしていきたいと思っています。



2001年1月4日(木)
新年にむけて

 すべて物事には、時期をうかがい地力をたくわえる『静』の時と、時流に乗り一気に攻める『動』の時があると思いますが、今年のインサイトは、『さまざまなアイデアを具体化させる「動の年」』だと思っています。

 私自身、新年を迎えてこれほど気持ちが前向きだったことはいまだかつてありません。

 もちろん何が起こるかわかりませんし、すべてが思い通りにいくはずはありません。しかし、「何をするべきか。何をしたいか。」という意思が明確である限り、壁は必ず突破できます。

 わくわくするような1年の始まりです!