2003年12月27日(土)
もっと上へ

この一年間は、頭ばかりフル回転で、「会社がどうあるべきか」ということを深く考えていました。

徒然でも話しましたが、私は会社を拡大・発展させていくことにあまり興味がありませんでした。はやりで言えば「オンリーワン思考」というのでしょうか。

しかし、「オンリーワン」はどうもしっくりこない。

たとえば、インサイトの業務の柱は、人材派遣と教育訓練・研修で、両業務ともかなりのこだわりがあり、評価も高いのですが、規模としては大きくない。特に人材派遣の分野では、スタッフのケアやコーディネートにもの凄くこだわるため、「質にこだわって数を作れない」という「がんこおやじの店状態」になっています。

これは、まさしく「オンリーワン」であり、細々と業務をおこなうのであれば、それなりの固定ファンだけでやっていける状態です。しかし、私は「人材派遣や教育訓練については、他社がやるよりインサイトがやった方が優れたものができる」と本気で思っているのです。

だとすれば、かかわる人に「もっとも良いもの」を提供するために、インサイトは「もっともっと大きくならなければならない」。つまり「質・量ともに『かなり上』を目指さなければならない」と思うようになりました。

ただし、そのためには、「がんこおやじの店拡大システム」を作る必要があります。これは非常に難しことなのですが、年末にかけて少し感触を得ました。

来年は、着実に、スピード感を持って「かなり上」を目指していこうと思います。



2003年12月10日(水)
安定ぢゃない

人は安定してしまうと、すごくラクで、いったん入り込むとそこから抜け出すことが難しくなり、結局成長が止まってしまうようです。

会社の運営もまったく同じで、「低位安定」というのは、リスクもそれ程なく、「少し幸せで、ちょっと不幸」という感じですから、非常に心地いい。けれどもそれは本当に良いことなのか、最近よく考えています。

会社として考えると、これは「企業を目指すのか、それとも会社と名乗っているけど、ちょっと会社とは言い難い会社として生き続けるか」の分岐点であると思います。
(「会社」を「経営者」と置き換えると、私にとってはもっとリアルに響きます。)

もちろん、選択肢はもっといろいろありますが、私としては、より振れ幅の大きい道を選んでいきたい。結局それが、インサイトにかかわる多くの人の、物心両方の成長につながるのだと思っています。



2003年12月3日(水)
人徳ぢゃない

最近、派遣スタッフやお取引先から、うれしいお話しをたびたびいただいています。

これは
「すべて会社を運営している私の人徳である!!(←胸張)」ってことではもちろんなく、人の巡り合わせが良かったという気がします。

ただ、これは偶然ではなく必然で、人をひきつける何かがインサイトにはあるのだと思っています。

インサイトは、まだ目立っている会社ではありませんが、この状態が続く限りは「いつかはブレイクスルーするポイントがやってくる」と信じています。



2003年11月28日(金)
ホンモノ

私は、「目立つ人」を基本的に信じません。

典型的なのは、「メディアを利用する人」、「たいした実力もないのに過剰に自己(会社)アピールする人」。こういう類の人たちが「ニセモノである確率」は非常に高い。

では、「本当の意味で目立つ」のはどんな人か。それは、「謙虚な人・どんなことがあっても軸が決してぶれない人」だと思います。


芸術家 岡本太郎さんは、著書の中で、


「格好だけ、

世間にうまく売り込んだだけの一流を相手にしても意味はない。

たとえマスコミに知られない無名の人でも、

自分を貫いて生きている人がいたら、

そういう人をみつけてつきあうことだ。」


と語っていますが、まったく同感です。



2003年11月17日(月)
私家版トリビア

とっとり県にお住まいの、ペンネーム「たくみ君」からのおたより。



「はじめまして。家族で楽しく見ています。ぼくは小学校3年生で、近所のローソンでよく「ガリガリ君」を買いますが、ちっとも当たりません。これって、いったい何本買えば当たるんでしょうか?」



 (←「ガリガリ君」アイス)













実際にやってみた。

















被験者:たくみ君一家
<父(40)、母(40)、長女(12)、長男(9)、次男(4)>





10月24日 
×××××





10月25日 
××××





10月26日 ××××





10月27日 
×××××





10月28日 ×××





10月29日 ××





















(味に飽きてきた)


















10月30日 ××××





10月31日 ××





11月 1日 ××





































(もはや義務・食べ疲れ)






































11月 5日 ××××





11月 6日 ×××××





11月 7日 ××××





11月 8日 ××





11月 9日 ×××××





11月10日 ×





11月11日 ×





11月13日 ××××






































(あきらめムードが漂う)






































11月14日 ××××







11月15日 ××××







11月16日 ×××・・・



























当たった!!
(68本目)



















当たり確率 
1.47%






















念のため、製造元の赤城乳業にもメールで問い合わせてみた。





(返信)

「平素は弊社商品をご愛顧頂き、誠にありがとうございます。お問い合わせについてですが、弊社商品ガリガリ君の当りの確率についてですが、景表法で『売上予定総額の2%以内』と定められております。その範囲内で調節しております。
今後とも赤城のアイスをよろしくお願い致します。」

ということだった。
















































この実験から導き出されたトリビア


「『ガリガリ君』の当たる確率は、2%以下」




















「47へぇ」

(審査員:当社スタッフ)



2003年11月13日(木)
「おれおれ詐欺」を分析する

孫を語って、お年寄りからお金をだまし取る 「おれおれ詐欺」 の被害は相変わらず多いようです。

この事件にコメントする気はありませんが、ひねくれた私の印象では、被害件数の何%かは、
「おれおれ詐欺を語った詐欺(←つまり犯人は孫)」もあるんじゃないかと思うのです。

まあ、これもある意味では「被害額」の中に入るんでしょうけど・・・。

すさんだ世の中になったものです・・・。

(・・・ていうか、そんなことを考える私の方が、よっぽどすさんでるのかも・・・。)



2003年11月07日(金)
マーケティング

映画「マトリックス」の連作は、映像表現の斬新さが話題になっていますが、収益をあげるためのマーケティング戦略も見事なものです。

どんな会社でも、自社の商品を売るための戦略を練ると思いますが、「需要を喚起させるためには、緻密なマーケティングが欠かせない」ということが、この映画のヒット(ブーム)でよくわかります。

ただし、これはあくまで「売りたい商品の訴求力が高い」ということが前提であることは言うまでもありません。

映画の話で言えば、「となりのトトロ」はロードショーで6億円しか売上げないのに、「千と千尋の神隠し」は300億円売上げる。この違いは、トトロ当時、ジブリブランドが確立していなかったことを差し引いても、「マーケティングがいかに大切か」ということを物語っていると思います。



2003年11月06日(木)
成長

責任感の強い人ほど、負荷の高い仕事を依頼すると、「ミスをすることによって他の人に迷惑がかかり、会社に損失を与える」などと、心配の連鎖をするようです。

しかし、「大きな仕事を任せることは期待している証拠」とよくいいますが、管理職や経営者は「失敗するリスク」をにらみながら、その人が成長することによってもたらされる「将来にわたっての大きな収益」を、ちゃんとはかっているものです。

管理職や経営者も、そのリスクによって成長するんですね。



2003年10月03日(金)
なんてな

当然、仕事は満足できる結果で終わるものばかりではありません。「失敗」と思うと、それは相当なストレスとなります。

ただ、一見何も残らないような失敗でも、「失敗の原因」が必ずあるわけですから、それを教訓として、将来の利益を生み出す糧としなければなりません。

失敗から学ばない(失敗から成功を導かない)ことこそが、本当の失敗です。


・・・なんてな・・・。(いかりや長介風)


でも、そう思うとストレスが少なくなるような気がしますよね。



2003年10月02日(木)

オゾンホール

10月だというのに、残暑を引きずっていてまだまだ暑いですねぇ。

この数日、外で仕事をしているのですが、時期外れで日焼けしてます・・・。

それにしても暑い。・・・というか「アチイ」。セミも鳴いていた・・・。

ところで、拡大の一途である私の 『頭頂部オゾンホール(薄頭≒ハゲ)』 も、この暑さに悲鳴をあげており、今日なんかは「誰か虫メガネで俺のオゾンホールを攻撃しているのではないか!」という程でした。

シニカルな冗談はさておき・・・。

今日発見したのですが、「ハゲた男は帽子をかぶっている(帽子をかぶった男はハゲている確率が高い)」という定説は、「ハゲ隠し」という理由からだとばかり思っていましたが、ホントのところは「直射日光に自分のオゾンホールが耐え切れないから」ということなんですねぇ・・・。


どこまでもシニカル・・・。



2003年09月19日(金)

非洗脳

アイドルの低年齢化が激しく、小学生の女の子が化粧をして踊っている姿を見ると、「こりゃ、いくらなんでもやり過ぎじゃないか」と思ってしまいます。

これを極論すると、「子供は被害者」、「親は加害者であり被害者」。そして「仕掛人(メディア)は完全なる加害者」だと感じます。特に最近の仕掛人は、一見夢を語っているようで、その実「ウケりゃ何でもあり(=勝てば官軍)」っていう姿勢のようです。

その姿勢が良いか悪いかは別として、圧倒的に強い発信者から判断のつかない弱い立場の者を守るには、自らのモラル・教育を深く考えて行動するしかありません。

守るべき立場の人が洗脳され、一緒に加害者となっていたのでは、まったく話にならないと思います。



2003年09月18日(木)
会社自慢

先日、サイト運営・製作をしている会社の代表の話しを伺う機会があり、大いに刺激を受けて帰りました。

その中で、「モノを売るためには『この会社は信用できるという安心感・信頼感をどう訴えていくか』ということが重要で、美辞麗句を並べたてたコピーばかりの会社は信用されない」という話が特に印象に残りました。

そういう視点で企業のサイトをのぞくと、確かに会社自慢ばかりのものが多いようです。特に、企業理念などを自信満々に唱える会社は、商品を強くアピールしていない傾向にあるような気がします。(これが行き過ぎると「この会社は企業理念を売ってんのかッ!(-_-メ)」ってことになりかねません。)

インサイトのHPは、モノを売るために運営しているわけではありませんが、訪れた方を意識した取り組みをもっとしていかなければならないと感じました。