2012.10.31(水)
ハロウィンに問う
昨日、友人数人と飲んでいて、
あるおっさんが、友人会社員にしきりに
仕事上での「勝負」をすすめていました。
成功すれば社内外で激賞されるであろうこの「勝負」
選択するとイバラの道となりますが、
勝つ可能性は結構あるんじゃないかと思います。
能力的に評価できること、そして何より
「タダでも協力したい」という連中が
たくさんいるからです。
もちろん私もそのひとりなんですけど、
「見返りを期待しないで協力する人がどれだけいるか」
というのは、革新的なことをやる時
非常に重要な要素のひとつです。
社内で一定の評価があるであろう彼が、
あえて厳しい道を選択するのか、しないのか。
興味深いところですが、
「協力してくれる人がどれだけいるのか?」
「リスクを負っているのか?」
ということについては、
私自身にも問わなければならないことだと感じました。
(2012.10.31)
2012.10.30(火)
職人への経営相談
先日、同業者の方から、
「もっと売上をあげるにはどうすればよいか?」
という相談を受けました。
正直に思っているところをお話したんですが、
「そんな方法があったら、こっちが教えてほしい」
というのが本音です。(←聞かないけどね)
たとえば、飲食業の場合、
あくまで規模を追っていく経営者と、
ひとつの店舗で地道にやっていくおじさんがいます。
前者は「おいしいものをより多くの方に食べてもらう」
と考えるでしょうし、後者は、
「自分の味が行き届く範囲でしか商売しない」
と考えます。
前者は経営者で、後者は職人であって経営者じゃない。
まったく別ものなんですね。
「インサイトはどうか?」というと、たぶん後者です。
だから、経営のことを職人に聞く時点で
先述の同業者は間違ってると思います。
この同業者の方には、職人の回答として、
「まず、売上を追わないことじゃないですか」
と伝えておきました…。
(2012.10.30)
2012.10.29(月)
現実逃避シリーズ
土・日のほとんどは、家で過ごしています。
根っからの「インドア派」なんですね…。
この時間を有効に使えば、
もっと人とのつながりが広がって、
豊かな人生が送れると思うんですけど
できないんですね…。
敬愛する、ずんの飯尾和樹さんの、
「現実逃避シリーズ」みたいに、
「土日の昼間っから『ゴロゴロ~ゴロゴロ~』」
しているわけです。
こんな感じで…↓
「…大丈夫かインサイト!!(いろんな意味で)」
社員のみんな。月曜から脱力感のあるネタですまん!!
(2012.10.29)
2012.10.26(金)
プロとアマのあいだ
どこまでが「アマチュア」で、どこから「プロ」なのか
その解釈・定義はいろいろあると思いますが、私は、
「その分野の収入で生活できるのがプロで、
できないのがアマチュア」
だと考えています。
芸人が、アルバイトしなければ食べていけない場合、
本人は「プロ」だと思っているんでしょうけど、
それはやはり、「プロを目指しているアマチュア」
(あるいは「プロのスタートラインに立っているアマ」)
だと思います。
また、サラリーマンなどは立派な「プロ」です。
でも、その多くは「プロ」意識が少ないと思います。
(「給与所得者」という程度の意識かも。)
パート・アルバイトを含めて、
「時間に対する対価」=「給与」
という意識ではたらいてしまうと、
「プロ意識」は育たないと思いますが、
「成果に対する対価」=「給与(報酬)」
と考えると、「プロ意識」は芽生えると思います。
そういう姿勢の人たちは、雇用形態にかかわらず
評価されるはずです。
実際に、高い意識を持って仕事に取り組むことは
難しいところもありますが、
「プロ」を意識し続けることは大切だと思います。
(2012.10.26)
2012.10.25(木)
懸賞修行
「きつねどん兵衛」が好きなんですけど、
応募したキャンペーンが2回連続で当選してしまい、
現在3回目の応募にはげんでいます…。
同時にカップヌードルもキャンペーン中で、
今回、初の「2種目制覇」を狙っているところです…。
この1か月で20食以上は食べている…。
完全に、「美味しくいただく」というより、
「連続当選する」ということが目的化しそうで、
「阪神の金本選手もこんな気持ちだったんじゃないか」
と、自分と彼の気持ちを重ね合わせるのでした…。
ところで、さっきネットで見たんですが、
応募のための、商品に付いてるバーコードは、
オークションにたくさん出品されているんですね。
これは、明らかに私の同志を狙ったものです。
でも、私はこういう誘いには乗りません。
だってそれは「懸賞応募ドーピング」だから…。
会社の仲間から譲ってもらう(≒あわれんでもらう)
バーコードやシールは、ありがたくいただきますが、
「栄光をカネで買う」
ということはフェアじゃないですからね…。
それと、「懸賞おばさん」みたいに、
「将来あるであろうキャンペーンのために
あらかじめ集めておく」ということも、
なんか「行列に平気で割り込む」みたいですから、
これもフェアじゃない。
…てことで、この修業、年末まで続く予定です。
(これも49のおっさんがすることじゃないねぇ)
(2012.10.25)
2012.10.24(水)
茶番のゆくえ
またまたまた大臣が辞任するとか…。
今回の場合は、問題が発生したあと入院して、
「健康上の理由」の辞任らしい…。
これについて、別の大臣は、
「健康上の理由で辞めたのだから、
首相の任命責任は問われないんじゃないか」
と話していました。
どうして、こういう考えにたどり着くのか…。
だとしたら、
「たった3週間で体調を崩すような大臣を
任命した責任があるんじゃないですかッ!」
って、茶番を演出しているマスコミも
さらなる茶番で追求してみてはどうでしょうか…。
就任する前に、
・外国人献金はありません
・暴力団とのつながりは、生まれてからありません
・失言はしません
という念書を書き、さらに健康診断書を添付する。
さらに、さらに、
「上記に偽りがあった場合は、すぐに入院して、
1週間以内に辞任します」
などという言質もとっておく。
そんな「お茶番な日」が本当に来るんじゃないか…。
んなことを感じる、霜降翌日のうすら寒い朝でした。
(2012.10.24)
2012.10.23(火)
パフォーマンス対決 2
どうも気になるのが、米大統領選挙のテレビ討論。
これによって、選挙の行方が大きく左右するんですね。
第2回目の討論では、言い間違いや聞き取りづらさ、
目線などが注目されたようです。
要するに、「見栄え」ってものが微妙に、いや、
確実に生死を分けるものになるということです。
こんな場所で、赤や青系のネクタイをせずに、
ミッキー柄のものを締めていたらどうなるか。
そんなことを想像したりもします。
(そんなリスクは取らないわな…。)
そういえば、プレゼンと呼ばれるものに
何回か参加したことがありますが、
「中身じゃ僅差のはずなのに、見栄えは大差で負ける」
ということが続きました。
大きな資本・ノウハウを持つ企業と互角に戦うには、
やはりそのあたりを研究する必要がありますね。
強面で、実力より小さく見せるのが得意な私じゃなく、
ハンサムかつビッグマウス系の社員を
雇う必要があるのかもしれませんな…。
(2012.10.23)
2012.10.22(月)
頭にメモる
先日(9/28)の徒然ぼやきで、
「仕事で面談するとき、メモ帳は最初に出さないで、
突然出してメモり始める」
と話しましたが、私はこのパターンです。
相手と会話している時、日時、場所などはメモしますが
それ以外は、ほとんどメモらなくなりました。
それは、「読み返さない」からです。
だから、「頭のどっか片隅」に刻むようにしています。
刻むのは「ことば」より「相手の考え方」が多いです。
それを貯めると、どこかで自分の考えと絡んできて、
何か違うものが醸成されるような気がするんですね。
気のせいかもしれませんけど…。
話をする側からすると、こういう人は、
反応がわかりづらいから不安になりますが、
意外と「聴いている」人は多いと思います。
「話はちゃんとメモをとっとけ!」
って指導する方は多いですが、
「話をちゃんと頭の中に刻んどけッ!」と話す方が、
よっぽど自分の中に染み入るんじゃないでしょうか…。
(2012.10.22)
2012.10.19(金)
さようならエマニエル夫人
女優のシルビア・クリステルさんが亡くなりました。
「20世紀少年」世代には強烈な印象を残した方です。
当時小学生だった私は、この映画が公開された時
興奮のるつぼでした(←当然映画は観ていない)。
「エマニエル」という聞いたことがないエロっぽい名前
(後に「エマニエル坊や」が登場しその価値は暴落した)
「夫人」という禁断の感じ
(「デビ夫人」の「夫人」とは全然別ものの「夫人」)
おっさんが女性を口説くような主題歌
(何言ってるのかわからんのに、適当に口ずさんでた)
そして、あの有名な映画ポスター
(めちゃめちゃインパクトがありました)
当時の男子小学生は、自分の椅子に腰掛けて、
「エマニュエ~~ル。。。」
ってつぶやいたり、
「芋煮え~~~る。。。」
ってダジャレを言うだけで受けてたっけ…。
(「芋煮える夫人」ってどんな夫人だよ!)
あの頃は、「オトナの世界ってスゴイかも!!」って、
「未知・未体験なるものへのあこがれ」
もあったと思います…。
今の子供たちは、そういうものに対していくらでも
バーチャルな体験ができますから、私たちのように、
「オトナの扉を鍵穴からのぞいて興奮する」
という貴重な体験ができないのは、
少しかわいそうな気もします。
「エマニュエル夫人」は、
「その鍵穴からのぞいた衝撃的風景のひとつ」
だったんですね。
ご冥福をお祈りします
(2012.10.19)
2012.10.18(木)
コロンブスの玉子屋
会社の近くに、新しく宅配のお弁当屋さんができて、
注文するようになりました。
過去、2、3の業者へ発注したことがありますが、
最初は10個前後のオーダーだったものが、
日が経つにつれて注文が減少して、
最後には、ゼロか1個かという状況になり、
結局、弁当屋さんとの付き合いをやめてしまう
ということの連続でした。
でも、今回は注文が減らないんです。
不思議に思って社員に聞くと、
「手作り感があるから」と話していました。
食べると、確かに「おべんとう」でした。
量産される「えさ」みたいな感じじゃないんですね。
これ、「大量生産じゃないからできるんでしょ」
と思われる方もいると思います。
確かに数多く作るのは難しいはずですが、
全国的に見ると、
「手作り感がある、ボリュームあり、おいしい、
大量生産、ロスなし、しかも安い!」
というお弁当屋さんがあるんですね。
「玉子屋」という会社なんですけど、
「お弁当を極めるとここまでできるのか!」
というお手本みたいな会社です。
「えさ」を作っている会社は、
絶対「玉子屋」さんに近づくことはできませんが、
「おべんとう」を作っている会社であれば、
同じ道を歩んでいるんだから、やり方を工夫すれば
もっともっと支持されると思います。
応援しています。
(2012.10.18)
2012.10.17(水)
あったかいコンサル
パソコンが文字打ちしかできない自分…。
「パソコン中心の職業訓練をやってるのにィ?」
とよく言われます。(←アンビリーバボーという意味で)
「んじゃ、何やってるのか?」って?
「たまに『キャリアコンサル※』をやってるんですよ」
(※就職を希望する方に対しての相談支援)
これがすごく面白く、疲れるものなんですが、
「コンサルの仕事をする適性」
について、最近よく考えています。
この仕事は、誰にでもできるものですが、
「(コンサルを)受ける方」に深く踏み込もうとすれば、
まずその方に信頼されることが大切です。
ほぼ初対面の方と、信頼を深く構築するためには、
やはり「する方」の資質が必要となってきます。
「それが自分にはあるのか?」
ということを常に考えているわけです。
これは、誰かをインタビューすることに似ていて、
普段ほとんど心情を吐露しない方が、
饒舌に話している記事をたまに見かけますが、
それは、お互いに信頼を構築して
初めてできるものです。
そういう話を読んだり聴いたりしていると、
第三者の自分も心地よくなってきます。
おそらく、「キャリアコンサル」においても、
それは同じだと思います。
コンサルの場面で、第三者は存在しませんが、
「見えない第三者の方もあったかくなれるコンサル」
自分の目指しているところは、そこなんだと思います。
(2012.10.17)
2012.10.16(火)
若人に告ぐ!!(金田二先生の講話より)
日本語については、
間違った解釈が一般的になっている例が結構多く、
よく新聞などで取りあげられています。
私も20代の時に、
「煮詰まる」を「行き詰る」と誤用して、
おっさん上司にバカ扱いされたことがあります。
(上司がバカと思って調べたらやはり自分がバカだった)
こういった誤用は、誤用している人が多数であれば、
「誤用=正用」となってしまいます。
これは、時代の流れとしてやむを得ないと思います。
また、これに近いもので、「解釈違い」ではなく
「文字(単語)の間違い」というものがあります。
たとえば、「的を射る」
これを「的を得る」と誤用している方は多いようです。
(注:文化庁は「得る」を誤用としていますが、それも正しいという学者さんがいます。)
さらに「どう考えても違うだろ!」というのは、
漢字の間違い。
「専」の右上に「丶」をつけたり、
(↑18歳まで知らなかった)
「龍」の右下を「三」ではなく「二」にしてたりします。
(↑20代後半まで知らなかった)
(あんな小さなすき間に「一」が3つも入るのかよ!)
…いつもの「お前はいったい何が言いたいんだッ!」
ってことですけど、それは、
「『おっさんの誤用に若人が気づいた時の対処法』
についてである!(←急に「上目線」)」
①「解釈の間違い」だったら、おっさんの威厳はなんとか保てる(若人の指摘可)
②「文字の間違い」だったら、若人は気づかないフリをしてろ!(指摘すんな!)
③「漢字の間違い」だったら、若人は今さらおっさんを責めるな(生あったかく見守れ!!)
「わかったかッ!!」
注)「かねだ ふたつ」先生は、米子市新開在住の国語学者であらせられます。
(2012.10.16)
2012.10.15(月)
肥沃土になる実
本日「人物図鑑」大下さんの3回目を掲載しています。
彼女が日本ではたらき始めた「現代美術家」とは、
世界的に有名なポップアーティストです。
彼女は、そこでの仕事を「修行」と捉え、
「生ぬるいところじゃなく、
究極のところで仕事をして仕事をしてよかった」
と語っています。
そこでの「修行」は、それからの彼女の
活躍のもとになっているんですね。
話を聴いていて、やはり豊かな実をつけるためには、
そのための基礎となるところに、
たくさんの栄養が必要だと改めて思いました。
肥沃土にするためには、
相当な「修行」が大切だということです。
痩せた土地には、豊かな実はみのらない。
そういう話をされています。
お時間がある時に、是非「人物図鑑」をご覧ください。
(2012.10.15)
2012.10.12(金)
自立の壁
就職支援を柱にしている当社ですから、
「はたらく」ということについていつも考えています。
(ここでの「はたらく」は、「金銭を得る」という
行為につながるものとして捉えています。)
これはいろいろな機会にお話していることですが、
「なぜはたらくのか?」ということの意味は、
「まず自立するため」であると思います。
「自立するためにはたらく」ということを考えた時、
その障壁は、現状では女性の方がはるかに高い。
結婚、妊娠、育児、配偶者の異動、介護・・・、
多くのリスクはイーブンではなく、
今のところ女性の方が多く負っています。
たとえば子育てについて。
子供は国の財産でもあるわけですから、
育てるリスクを一部の人だけが負担するのではなく、
国や行政、そして社会の一翼である企業などが
負担を分かちあう姿勢(というか行動)が必要です。
利益は、会社存続のために優先されるべきものですが、
それは、「(金銭だけではなく)当然支払うべきもの」を
支払ったあとの利益ということであって、
「何よりも優先されるもの」ではないと思います。
だから会社を運営するのは難しい。
でも、「自立の壁」を目のあたりにすると、
「会社は常に最優先に『分かちあう姿勢』を
持っていなければならない」
そう思います。
(2012.10.12)
2012.10.11(木)
「人物図鑑」はじめました
「テープ起こし」という仕事があります。
会議や講演などの録音を文書化するものですが、
その仕事をやったことがある知人が、
「結構時間がかかって、難しい仕事ですよ」
と話していました。
当社サイトの「人物図鑑」も、
インタビュー後、録音を文字にする作業がありますが、
インタビュー2時間、テープ起こしに8時間、
そしてそれを構成するのに12時間かかっています。
シロート作業なのでかかりすぎだとは思いますが、
ラクな仕事ではないことを思い知りました・・・。
今回、その「人物図鑑」に登場している大下さんは、
徒然などで何回か話題にしていた方です。
多くの人が「あたりまえ」と思っているものに
疑いもなくしがみついている私にとっては、
「異形の生き方」をしているように見える方ですが、
「自分の立ち位置を確認する」という意味で、
「生き方の基準」になりえる方だと思っています。
皆さんはどう感じられるかわかりませんが、
是非ご一読(?)ください。
※たびたびお伝えしますが、シロートが構成していますので、「行間」はご自身で埋めてくださいね(←またいつもの言い訳(≒言いのがれ)かよ)。
(2012.10.11)
2012.10.10(水)
信じるヤツは救われる
昨夕、当社の職業訓練生だった方が訪ねてきました。
彼は、一般的に言えば、学歴・職歴はさえない。
ちっとも良くない方なんですね(←すごく失礼?)。
だけど、就職選考での採用率は非常に高く、
今回も大手企業に採用が決まったそうです。
私は、彼が採用されたとに対して驚きはなく。
むしろ当然だと思っています。・・・なぜか。
彼は、物の考え方やこれからについて、
まったくブレがない。
年長者に対しても、堂々と自分の意見を言う。
そして行動力もあり、配慮もできる。
(↑一部想像が入っていますけど、そう見えちゃう)
私を含め、ヤワな男が多い中、「貴重種」です。
ですから、採用側の立場で考えれば、
「そういうヤツを一人ぐらい入れとくか」
ということになるんだと思います。
なかなか「そういうヤツ」になれませんし、
全員が「そういうヤツ」になる必要もありませんが、
まずは、考えや行動に対して、
「自分を信じてみる」
これは、すべての人に必要なことなんじゃないか、
そう思ったわけです・・・。
(2012.10.10)
2012.10.9(火)
国民栄誉賞についてちょっとだけ考える
レスリングの吉田沙保里選手が
国民栄誉賞を受賞するとかしないとか…。
というわけで、暇だから栄誉賞について調べてみる…。
受賞を打診された盗塁世界記録を持つ福本豊さんが、
「そんなんもろたら立ちションできへんようになる!」
って断ったというエピソードには笑った…。
福本さんは府民栄誉賞は受賞しているらしいので、
彼なりの矜持がそこにはあったんだと思います。
受賞者が多くなればなるほど、過去の受賞者と比較され
「なんであの人が受賞するの???」
ということになります。そうなると、
「明確な基準を設けよ!」という人が必ず現れます。
でも、今更明確な基準なんて作れないし、
そもそも基準を作ることなんてできないと思います。
でも、一つだけ作っておくべきだった基準はあります。
それは、「没後の追贈はしない」ということです。
追贈者の中には(これは私の想像ですけど)、
「そんな賞はいらねぇよ!」
というセリフが似合う方が数人います。
そういう矜持を持った人でも、
遺族が望めば受賞され、永遠に名前が刻まれる。
そういう可能性があるなら、
追贈は慎むべきことだと思います。
徒然で話すようなことじゃないんですけどね…。
「今さら基準を作れない」のであれば、
追贈される可能性の高い方は、遺言に、
「栄誉賞はいりませんよ」としたためておくべきか…。
半ば本気でそう思っている方も、
数人いると私は思っています…。
「それは・・・」 ・・・言うまい宝生舞。…古いね。
(2012.10.9)
2012.10.5(金)
木に学ぶ
宮大工西岡常一さんの本を
20年ぶりに再読しました。
「木にはそれぞれクセがあり、それを理解して
適材適所に組んでいかなければホンモノはできない」
という内容なのですが、これは、
「適材を適所に配置すれば、良い物ができる」
ということです。
「そんなこと、あたりまえでしょ!」
確かにそうなんですが、それを見抜く眼力について、
ひとつひとつ話している(伝えている)ところが
この本のすてきなところです。
話変わって、私は再就職を目指している方の
過去や今後についての話を聞くことが多いのですが、
これがとても面白く、興味深いんですね。
どんな人も、人生の年輪を確かに刻んでいる。
風雪に耐えていたり、
突然成長して大きな輪になっている部分があったり、
細かで弱々しい刻まれ方だったり、
実にさまざま。でも、刻まれているわけです。
「銘木」は重用され、
「個性的な木」は、その扱いが難しい。
でも、「銘木」だけでは決して「ホンモノ」はできない。
以前、徒然でリクルート創業者 江副浩正さんの
「ホモ(同質)とヘテロ(異質)」の話をしましたが、
それと同じことだと思います。
もっと言えば、経営者は棟梁として、
「木の個性を見抜き、ホンノモに組み上げる」
という役割を担っているということです。
これは「実にあたりまえの話」なんですが、
「とても深い話」でもあると思います・・・。
(注)私は棟梁の域にまったく達していない
(↑スタートラインにさえ着いていない)。
これも「実にあたりまえの話」です。念のため・・・。
(2012.10.5)
2012.10.4(木)
バカリズム
なんか、この数年同じ日々を繰り返しています。
【 平日 】
6:40 出社(朝早いのは20代からの習慣です)
18:00過ぎ 退社
22:00前後 就寝
【 土・日 】
午前中 会社で考えごと
午後 家で昼寝、読書など
・・・だいたいこんな感じで、
パワフルさのかけらもない日々です。
Facebook などをのぞくと(←のぞき専門)、
「みんな行動力があるなぁ・・・」と思うし、
朝メールチェックをすると、
送信時間が深夜の1時、2時なんてものがあり、
「その時間に目覚ましかけて送ってんのか?」
と想像します。(←あくまで自分基準なんですね)
こういう習慣が定着すると、「リズムを崩すこと」に
強い不安を感じるようになる一方、
「メリハリのない不規則な生活」を送っていない
自分にもプチ嫌悪感を抱くようになります。
・・・というわけで、「メリハリのない思考」で
テキトーに考えた結果、目指すところは、
「メリハリのある規則的な生活」を送る
ということを当面心がけることに決定しました!!
<おわり>
(2012.10.4)
2012.10.3(水)
サイトについて
サイトを新しくして、いくつか感想をもらいました。
「ギリギリ企業サイトだね」
「どういう会社なんだよ(←引いてる)」
「つまらなくなった(←無視)」・・・などなど・・・。
その中で、たぶん「就職道場」のことだと思いますが、
「そこまで情報を公開しなくてもいいんじゃないの?」
というものが複数ありました。
「就職道場」は、今まで就職支援をしてきた中での
私自身の「気づき」の一部を紹介したものです。
就職支援の講座でも話しているものですから、
読む方にとっても(たぶん同業者にとっても)
「気づき(ネタ)」があると思います。
現時点での構想としては、100話ぐらい掲載して
終了予定ですが、これを読めば
「『はたらく』ということについての理解が深まる」
というのが理想です。
公開について、これは支援を通じて得たものですから、
「会社の中で留めておくノウハウ」なんかじゃなく、
「当然公開すべきもの」だと思っています。
読んでいただいている方に、
どれだけ伝わっているか(価値があるものなのか)は
わかりませんが、これからもご贔屓に・・・。
「よろしくお願いしますどすえ」(←なぜか京風に)
(2012.10.3)
2012.10.2(火)
「逆アドバイスを受ける」の巻
商売をやり始めて日が浅い友人から、
「2店目を出したい」という相談を受けました。
門外漢の私には、わからないことが多いので、
力になれる友人を紹介することにしました。
①右腕となる社員が育っていない
②資金面に不安がある
③現店舗でできることをやり尽くしていない
などの理由から「時期尚早」というアドバイスでした。
私も、成功するためには①~③のうち最低二つは
満たしていないといけないと思います。
「じゃぁ、私はどうか?」と、その時考えました。
①は明らかに満たしているんですけど(下図)
②、③は全然ダメです。・・・つまり、
「『時期尚早』と言っている自分も『時期尚早』ってことじゃないか!」
ってことです。
んなわけで、当面やらなきゃいけないこと「③」に
まず力を注いでいきたいと思います。
(2012.10.2)
2012.10.1(月)
ふりかえりとこれから
漫画家 井上雄彦さんが、Twitter の中で、
「20代より30代、30代より40代の方が楽しい」
とつぶやいていました。
矢沢永吉さんは、著書の中で、
「20代を一生懸命生き抜いたヤツが30代のステージに立てる」
ということを書いていましたが、これは同じことを
言っているのだと思います。
「もう50に手が届く自分はどうか?」とふり返ると、
いささか(というか、かなり)心もとないのですが、
「過去に戻りたいとは思わない」
ということは、現在が楽しい・・・いや、
「過去の積み重ねの結果である現在に、
ある程度納得している」からだと思います。
「納得している」を「楽しい」に変換するためには、
やはりもうちょっと・・・いや、いや、かなり
「生き抜く」ということを意識しないといけない
と感じています。
ヘタ絵を描いている場合じゃないかもなぁ・・・。
(2012.10.1)