むかしのぼやき

2018.9.28(金)

 

いぞんいぞん

   

数少ない友人と飲んでいて、「依存症」の話題になる。

んで、帰ってから「依存症」について
自分なりにさらにいろいろと考えてみた。


たとえば「薬物依存症」

これはわかる。

「ダメだとわかっていながら
危険な薬物がやめられないこと」でしょ。


だったら、

「薬物依存症依存症」

っていうのもあると思う。

これは、

「相手が依存症と知りながら、お金欲しさでその人たちに
薬物を売ることがやめられない悪い人」

ってこと。

これ、見事な「相互依存症関係」ですよね…。


んでんで、一緒に飲んでいた彼が、

「僕は重度の『うえだ依存症』です」

って言ってたことを思い出した。
(なんでも、時々無性に私と話がしたくなるらしい)


この症例の極めて少ない「うえだ依存症」を、
「うえだ依存症依存症」と絡めて
「おいしい相互依存症関係」にするには
どうしたらいいか。

しばらく考えてみることにします。

(2018.9.28)

2018.9.27(木)

 

煩悩ですよ

   

【問題】

「人を見た目で判断する」ということについて、
事例をあげてわかりやすく説明せよ。


【解答例】

二週間ぐらい前、私が国道を車で走っていると、
少し先の歩道に半ズボンTシャツ姿の中年男性がいて、
彼は段ボール片を掲げていた。

「全国一周 ヒッチハイク」…


「乗せるか?」

と思ったが、瞬時にそれを否定する自分がいた。

・この時期にしては不審的な服装。(←意味不明)
・臭そう
・話をするのがめんどくさい(たぶんかみ合わない)

圧倒的なマイナスイメージが脳内にすりこまれ、
車は彼からの距離を広げていった…。


…そういえば、15年ぐらい前にも
同じようにヒッチハイクをしている人を見かけたが、
その人は髪の長い美形の若い女性だった。

「乗せるか!!」

と思ったが、瞬時にそれを否定する自分がいた。

・仮に車を止めても乗車拒否されるかも(自虐)
・若い女性をなごませる話題が自分にはない。
・そもそもこんな容姿の女性が
ヒッチハイクをするはずがない。
(なにかとんでもないハニートラップかも)

この時は、
「やはり乗せよう」
ってことで、2、3分後に現場に戻ったのだが、
女性はもうそこにはいなかった…。


この二つの出来事をふりかえると、

「『人を見かけで判断してはいけない
(ダブルスタンダードで人生を送るな)』

という時間を超えた神様の戒めだったかもしれない

…とほんのわずかだが感じないこともない。


【得点】

90点

(この場合、男性を乗せようとして引き返し、
女性を乗せようとしなかったら、
もっと道徳的な解答になりましたね。)

(2018.9.27)

2018.9.21(金)

 

漂流教室

   

親子ほど年の違う女性と雑談をしました。

彼女は、将来に漠然とした不安を抱えているけど、
結婚するとか、正社員になるなど、
不安を減らすことに必死に見えないのは、

「そこにたくさんのエネルギーを注いでも、
おそらく不安は取り除かれない」

ということを感じ取っているからだと思いました。

だから、とりあえず
それなりの楽しみを見つけて今を生きている…。

今の彼女の楽しみは、
アイドルを追いかけることなんだそうですが、
熱くなりつつも、どこかさめたように感じたのは、
その熱気が「誰かに操られたもの」だとわかっていて、
「あえてそれに乗っかっている」から。

つまり「漂流」は、彼女なりの
「今をなんとか生きていくための術のひとつ」
なんですね…。

私はというと、漂流している人たちを横目で見ながら、
少しでも安全なところに身を置くために、
潮の流れに逆らおうとバタついている…。

「漂流」する若者。
そして、将来の恐怖におびえバタつくおじさん。

二者を比較すると、
「とりあえず漂流」
が正解かもしれません…。

少なくとも、

「国民の皆さん!行く先はこっちですよ!!」

って叫んでる人たちの
自信ありげで根拠のあいまいな
指先の示す方に向かうより
正解の可能性はかなり高い…。

そんなことを感じながら話を聞いていたわけです。

(2018.9.21)

2018.9.18(火)

 

枠外に身を置くには?

   

先日、TV「高校生クイズ」を見ていたら、
偏差値44(番組表記)の高校の生徒が、
全国屈指の進学校を破って優勝しました。

これだけでもスゴイと思わせるに十分なんですが、
優勝した双子の兄弟は、
高校生クイズで勝つために
鹿児島ラサール高校(偏差値78)から
越境入学したとのことでした。

クイズ番組で優勝するために
超進学校から転校する。んで優勝…。

この「常識外のスゴさ」によって、
私は自分が「いかに常識に囚われている」かを
再認識したと同時に、
「どうやったら常識を超えられるのか?」
(どうして超えられないかのか?)
を考えてみました…。


たぶん多くの人は、
・目標を持つ
・あきらめない
というポジティブ系のことを鍵として
話すと思うんですよね。

私も「それがポイントじゃないか」って
以前から思っていたんですけど、
↑そういう「ドリカム的発想」では、
ほとんどの人が超えられないんじゃないかと思います。

んじゃぁ、どうすればいいのか…?

意外なやり方として思い浮かんだのは、

・とりあえず捨ててみる(捨てることを躊躇しない)

という方法。

これでも枠外に行けるような気がするんですね…。


試したことないけど…。
((いつもどおり)ないのかよ凸ベイビー)


何れにしても、「常識を超える」というのは、
そう簡単なことではないようです。

でも、それができなければ、
「息苦しい生き方」
を続けるしかない…かもしれません。


生きるって難しい…。

(捨てきれないお前(←つまりオレ)が言うな凸)

(2018.9.18)

2018.9.14(金)

 

「相談したい人」とは…

   

私はふだん
「誰かに相談する」
ということをしない方なんですが、
しごと上でかなり行き詰った件があり、
自分の脳内にある数少ない「人脈リスト」から
該当する方を検索してみることにしました。

すると、「該当者なし」だと思っていたのに、
たったひとりだけ見つかったんですね。奇跡です。


…んで、この流れで気になることがひとつ…


「私の脳みそは、どういう条件検索で彼を選んだのか?」
(私はどういう条件検索をしたのか?)

ということ。


脳みそに確認してみると、

・視野が広い(いろんな視点を持っている)
・アナログとデジタルの発想ができる
・話がわかりやすい

そして、最も譲れない条件は

◎良心があること

でした。


「良心がある」ということを
上手く表現するのは難しいんですけど、

「わきまえている(≒闘争心がない)」
「探求心がある」
「自分の得た知識や技術を安易に金銭に変換しない」
「金銭より役に立ちたいという気持ちがはるかに強い」

…これらがごちゃまぜになったものに近いです。


というわけで、ほぼ15年ぶりに
面談の約束をしたんですけど、

さらにこの流れで気になることがもうひとつ…


↑この条件(相談したい人)っていうのは、
「自分の目指すべき理想」
なんじゃないか。

そう思ったわけです。

(2018.9.14)

2018.9.13(木)

 

オレが「激おこぷんぷん丸」になったら、
あなたは死を選ぶかもしれませんよ

   

どうにも納得できないことがあり、
取引先の担当者に電話をしました。

すると話の途中で、

「そんなに怒られても、
私にはどうすることもできないんですよッ!!」

って言われる。


私は、声を「多少荒げた程度」だと思っていたのに、
相手は「怒ってる」って認識したんですね。

↑こんなんで「怒ってる」って感じるなら、
社内ではたらいている人たち(+私の家族)は、
相当我慢強い連中だっての。(←たぶんこれは事実)


話は変わりますが、ごくまれに、

「うえださんって温厚ですよね」

と言われることがありますが、そういう人たちには、

「人を見る目をもっと養え凸」

って本気で思います。

(↑「声を荒げた程度」に感じてること)

(2018.9.13)

2018.9.11(火)

 

恐怖の正体

   

信じてもらえないかもしれないけど、
米子駅近くを歩いていたら、
菜々緒っぽい女性が気取って歩いてた。

周りの風景に溶け込んでいないその容姿を
彼女の背後からながめていると(←セクハラ?)、
何かが背中にへばりついていることに気づく。


凝視すると、それは「コブラ」だった。


信じてもらえないかもしれないけど…マジで。


「もしかしたら最先端のファッションアイテムか?」


とも思ったんだけど、いくらなんでも違うでしょ!
…ということだけはわかったので、


「すいません、背中から腰にかけて
コブラがついてますけど…」


って教えてあげたら、
新手のナンパかと勘違いしたのか
思いっきりビンタされた(←パワハラ?)。

その後、本物のコブラだと気づいた彼女は、


「あんたッ、ビビッてないで
さっさと捕まえなさいよッ!!」


って女王様っぽく私を恫喝し、
私は死を覚悟して女王様からコブラを引きはがした。

すると、コブラはその長い舌を
私の鼻の穴に入れてゴニョゴニョしたあと、
(↑何プレイ?)
裂けるまで開いた口を私の喉元に…、

…ってところで目ざめる。


怖いというか、
全身がいろんな意味で固まりましたとさ。

おしまい

(2018.9.11)

2018.9.10(月)

 

断捨離ってんじゃないよ

   

自室にはたくさんの本があり、
書棚には収まりきらず、
床に山積みするほどになってきました。

それでも処分できなかったのは、
濃淡はあっても、それぞれの本のどこかに
印象深い記述があるからなんですね。

だから「いつか再読するかもしれない」
と思って手元に置いていたんですけど、
今回思い切って数百冊の本を手放しました。

手放した感想。


「まだいける↑↑↑(処分できる)」


…ただ、
マンガだけは捨てられないんだよな…これが。


子供か!!


…いや、子供もマンガは処分するよな…。

「捨てること、捨てきれないことをはっきりさせると、
自分が執着しているものがわかる」ってことか…。


今頃(55歳で)か!!

(2018.9.10)

2018.9.7(金)

 

負荷の極北

   

私は、サラリーマンだった時代、
かなり厳しいノルマを課せられて、
それに挑戦する日々を続けていました。

なんだか不健全な感じですが、
根が怠惰な私ですから、
そんな環境に身を置かなければ
挑戦なんか絶対にしていなかったと思います。

んで、いつの間にか
会社の代表という立場にいるわけですけど、
過去にもお話ししたとおり、
会社の代表は単に職名のひとつにすぎないと思います。

だけど、「会社の代表=大口出資者」の場合、
代表以外の人たちと決定的に違うのは、
「自分に負荷をかけるのは自分しかいない」
というところなんですね。

会社の代表や個人事業を行っている人たちに
体を鍛えている人が多いのは、
しごと上の立場と強い関係があると感じます。


話は変わりますが、
プロテニスの最強女王のセリーナ・ウィリアムズさんは、
今回の全米オープンで決勝進出を決めた際に、

「私は、お手本にされるような存在じゃなく、
お手本から学ぶ立場にいる。
未だに多くのことを学んでいるし、
向上しようとしている過程の途中。
過去と同じプレーは絶対にしない」

と語ったそうですが、
最強でありながらも、
なお自分に負荷をかけられるなんて、
とてつもない存在だと思います。
(この言葉には圧があり、本当に「怖い」です。)

そしていよいよ、
彼女と大坂選手の頂上決戦が始まるわけですが、
麓で負荷といえないものと戯れているだけの私は、
それを自覚しつつ、はるか彼方で行われる
「負荷の頂上決戦」
の行方を見守りたいと思っています。

(2018.9.7)

2018.9.5(水)

 

収蔵と保護

   

数少ない友人の一人に、
「東京に行った時、必ず立寄るところはあるか?」
と唐突に聞かれました。

必ずというわけではないですが、
時間があると立寄るのは、
上野にある東京国立博物館です。

…ていうと、
「『アカデミックなボク』アピールかよ凸」
と思う方もいるかもしれませんが、
そんなんじゃなくて、
古代から近代までの収蔵品を見ていると、

「こんなの作った人って、すげー」

って素直に思うのと、
それぞれの時代の熱量みたいなものに
圧倒される感じが好きなんですね。

んで、博物館をあとにする時、

「このすばらしい収蔵品が、
天災・人災から永遠に逃れられますように」

って、いつも思います。


先日、ブラジルの国立博物館の火災で、
歴史的な収蔵品のほとんどが焼失したという
ニュースがありましたが、
「文化遺産を集めて収蔵する」ということは、
「それらを保護していく」という責任も
負っているわけです。

それが、「片輪で運営されていた」
というのは非常に残念なこと、
あってはならないことなのですが、

「危うい状態で運営されているもの」

というのは、意外に多いのかもしれません。

(2018.9.5)

2018.9.3(月)

 

1ミリも

   

「1ミリも〇〇ない」
という表現が気になることがあります。

「1ミリも泣けなかった」とか、
「1ミリも後悔していない」とか…。

これらは、「ノリで楽しむ否定表現」
なんでしょうけど、私は
「使うな凸」
とは1ミリも思わないまでも、
「すべて『ミリ』で表現するのはどうなのよ?」
って思うんですね。

単位なんてたくさんあるんですから…。


【×使用例、〇提案例】

×「1ミリも知らない」
〇「1バイトも知らない」

×「1ミリも怒っていない」
〇「1カロリーも怒っていない」

×「1ミリもハゲていない」
〇「1ルクスもハゲていない」

確かに「ミリ」は2文字だし、
「小さい感じ」がするから、
お手軽な表現なんでしょうけど、
ちょっとだけひねり技を使うリスクを負った方が、

1ミリぐらい人としての深みが増す

と思うんですけどね…。

(2018.9.3)